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釣りにハマってできた、やりたいこと

はじめまして、今回はじめてブログを担当します W辺です。

昼と夜の温度差が大きくなり、寒暖差に弱い私にとっては厳しい季節になりました。
すでに防寒着が手放せず、これからの冬本番が憂鬱ですが、楽しみにしていることもあります。
それは、、、ブリやヒラマサといった青物の釣りシーズンです!

一般には秋から晩秋と言われますが、九州地方は比較的水温が高いので11月から大型の青物がよく釣れ始めるようです。

22年のGWに「釣りがしたい!」と思い立ち、夫や友人を誘って挑戦し、はや半年。
最初は豆アジだったのが根魚・サゴシ・チヌ・スズキ・・・と、釣れる魚種が増え、鮮魚の味を知り、道具も増えて、どんどんやめられなくなりました。
ますます脂ののった大物を釣りたい欲が膨らみます。。。

  

さて、魚釣りでは狙う魚種に合わせて仕掛けや竿、リールなど”魚と戦う道具(これらはまとめてタックルと呼ばれます)”の組み合わせをカスタマイズします。
特に大型の青物を狙うとなると硬く太めの丈夫な竿や引きに負けないリール、曲がらないフックなどが必要になってきます。
他にも、少し細かいところを挙げると”ガイドリング”と呼ばれる竿のパーツがあります。

ガイドとは、リールから出た糸を竿に沿って竿端(ティップ)まで導く支えの部分で、”ガイドリング”はそこに組み込む円形の部品です。釣り竿に幾つか付いており、先端にいくにつれ小さくなっていきます。
なぜ、ガイドリングの選定も重要かというと、釣り糸を出したり回収する際に糸はリングに触れているので摩擦を発生させます。
摩擦が起きると、熱を帯びて糸を劣化させますし、柔らかいリングは傷が入り手元の感覚が狂います、錆びやすい材質では錆びで糸が切れます。特に引きの強い大物では、摩擦の負担が軽いリングが必要になります。

そんなガイドリングで圧倒的に普及している材質が、セラミックの”SiC(炭化ケイ素)”です。
SiCはダイヤモンドの弟分のような性質のため、硬度が非常に高い特徴があります。
放熱性や耐食性も良いので、摩耗せず・滑りが良く・摩擦熱を逃がしやすく・腐食に強いリングを作れるのです。

そしてこのSiC、熱産ヒートでは3Dプリンターの試作で取り扱っています!
当社ではSiを含んだSi-SiCの組成で、厚み3㎜~、φ2㎜~、寸法300×300×90㎜以内で比較的大型の造形ができます。
らせん状や格子構造もセラミックで作れるので、熱処理事業の当社としては高温域の大型部品に挑戦中です。
いつかは釣りのルアーも作ってみたいですねぇ~。