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あたらしい、便利なツールを使う時

こんにちは。
突然ですが最近生成AIにとても興味があります。

というのも私が所属する管理室はバックオフィス的な役割を担っているのですが、時に社内インフラや業務改善にも取り組むからです。

生成AIといえば一時期ニュースで聞かない日はないくらい話題になりましたね。
様々な現場での活用が期待される一方、品質の不安定さや情報漏洩のリスクなどのデメリットもあるようです。

そしてSDGsに取り組んでいる一企業の社員として気になるのは、環境に影響はないのか、ということ。
調べてみると、スタンフォード大学(検索ワード「stanford aiindex」)とカルフォルニア大学(検索ワード「California arxiv secret water footprint」)が地球温暖化問題に悪影響を及ぼす可能性があるとして報告書を出していました。
生成AIを開発・使用するときに、莫大な量の電力や冷却水を消費・必要とすることが記載されているようです。また、それら課題に対する企業の取り組みもすでに始まっています。
生成AIに関わらず、急速に発展していく分野には時に大きなリスクがつきもののように思います。

このような話を聞くと思い出すのは、小学校の時に習った高度経済成長期の八幡の風景です。
街が活気立っていた半面、空は煙に覆われ会社すぐ横の洞海湾は黄色く濁り死の海と呼ばれていました。
住民運動や公害に対しての社会の意識が変わったことで、いまでは青空が戻り若戸大橋が水面に映るほどの復活をとげました。

日本の環境問題の歴史は公害からといわれています。
北九州市は市民・行政・企業が一丸となって乗り換えた過去があり、いまでは環境モデル都市となっていることはみなさんご承知の通りです。
自動車の排気ガスや生活・産業排水等々まだまだ問題はつきない昨今、これ以上悪化させないために、北九州で働く私たちは歴史から学んだことを次世代へつないでいく必要があるでしょう。

便利になり豊かになることはよいことですのでその恩恵は享受しつつ。。
使用する側のメリット・デメリットだけに気を付けるのではなく、環境面で影響はないのか関心を寄せることを忘れてはならないと、改めて感じました。

管理室